やっぱ、悔しかったんだね
ばあちゃんが峠を越えて、ほっとした。
ずっとしていた点滴や、
鼻についていたホースも取れた。
リアルにこういうことを感じるのは、
初めてなので、動揺が多かったが、
ほっとしたもう1つの理由は、
入院した頃の事を、
話すようになったこと。
目の前にいる母を「どこに行った?」と探し呼んだり、
午前中に来たおじさんを「今日はまだ来んな」と言ったり、
認知症もあるかと不安に思っていた。
でもちゃんと覚えていて、
「目にかすみがかかったようで、見えなかった」とか、
「前日と今日が混乱してわからなくなっていた」とか、
話をしてくれた。
そして、
「まあ、こんなことになって悔しいわ」
こないだの涙には、やっぱりそれがあったのね^_^
元気になってきたら、とにかく帰りたいらしく、
おじさんから
「田んぼにいのししが入った」
と小さな声で私が聞いているのに、
「それはえらいこった」と、
今まではこの大きさを聞こえてなかったのに、
聞こえるようだから不思議(^_^;)
とはいえ、
1週間以上寝ていたので、
リハビリもかねてまだまだ入院。
ただ、孫としては、
こうして話ができる時間は
子供の頃に戻ったみたいで
(回復してきた前提だけど)
嬉しくて、大事な時間。
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